介護福祉ブログ

2009.03.27

[老老介護]と「認認介護」

「老老介護」ってご存知ですか?
高齢者が高齢者を介護するということで、今後高齢化社会・核家族化が進む日本では急増すると思われます。
その「老老介護」の悲劇がニュースに掲載されていました。

●老老介護の悲劇 夫病死、妻衰弱死 下甑島で2人暮らし 鹿児島
26日午後2時半すぎ、鹿児島県薩摩川内市下甑町(下甑島)の男性(79)方で、2人暮らしの男性と妻(78)が死亡しているのを、訪ねた市職員が見つけた。県警の調べでは、2人とも死後数日たち目立った外傷もないため、男性が病死し、妻はその後、衰弱死したとみられる。

 県警によると、男性はトイレで前かがみになって倒れ、妻はふとんの上で亡くなっていた。妻は足が不自由で軽度の認知症もあり、男性が介護する「老老介護」だった。男性も心臓などに持病があり、県警は22日夜から23日にかけ男性が病死したとみている。
(3月27日西日本新聞より抜粋)

●高齢男性が、親や妻ら虚弱高齢者を介護する「老老介護」の当事者になると、十分な介護力がある家族と同居中の男性と比べ、本人の死亡リスクが約2倍になるとの疫学研究を産業医大の松田晋也教授(公衆衛生学)らのグループがまとめ、予防医学関係の国際専門誌に5日までに発表した。
分析を担当した藤野善久准教授は「高齢男性の死亡リスクは、居住形態によって変わりやすいことが明らかになった。高リスク世帯には地域や行政のきめ細かな支援が必要だ」と指摘している。

 グループは、福岡県内の自宅で暮らす、60歳以上の男女約3000人を、2002年から5年間追跡。

 対象者の居住形態を「十分な介護力がある同居者がいる」「同居者が介護保険サービスを受けている(老老介護)」など6つに分類し、追跡期間中に死亡した381人のデータなどを基に、居住形態や介護力と死亡リスクとの関係を分析した。

 その結果、女性では居住形態などと死亡リスクに関連はみられなかった。だが男性が老老介護をしている場合は、死亡リスクが、同居家族に介護力がある男性の1・9倍になることが分かった。

 介護している男性本人が、歩行につえが必要であるなど身体能力が低いと、死亡リスクは約5倍とさらに高くなった。
(2月5日 西日本新聞より抜粋)

「老老介護」以上に気をつけないといけないのが「認認介護」
認知症の人間の介護を認知症の人間がするということで、十分な介護ができないというだけでなく、介護される方を意識せずに虐待し死亡させてしまった例などもあります。
先日もニュースでずっと寝たきりの夫を献身的に何年も介護してきた妻が認知症になり、虐待して殺害してしまった話が紹介されていました。
「なんでお父さん(夫)死んだんだろう」と、そのときのことは何も覚えていない老妻。
夫が着替えるのを嫌がるのを、それでは駄目だから・・と着替えさせている内に力づくの暴力となり、止まらなくなってしまったのではないかということでした。
なんともやりきれない「老老介護」「認認介護」

家族、地域、行政がなんとか連携して大きな問題が発生する前に対処したいものです。

セキュリティハウスでは、「見える自主機械警備システム」「自主機械警備システムNEXT」で、離れた場所で住むお年寄りの異常を携帯電話で確認できるしくみをご提案しています。

例えば24時間トイレにいかなかった。トイレの扉を開けなかったといった信号を自動送信する。
気分が悪くなったなど緊急時に無線式のペンダント型押しボタンを押すと自動的に離れた家族に通報される。
そうしたしくみにて、介護の負担を軽減させるとともに、安心をお手伝いいたします。

お年寄りの安全対策

詳細ページへ»

投稿者:総合防犯設備士(2009年03月27日14:56:56) |記事URL

2009.03.24

高齢者施設には電気錠システムを

昨日もブログで掲載しましたが、群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」の火災事故で女性職員の方が証言されている新聞記事を見ました。
その証言で「死者10人のうち7人の遺体が見つかった別館の居室と食堂の間の通路にある引き戸について、「いつものようにつっかい棒をかけて、(入居者が)外に出ないようにしていた」」と言っています。
どの施設でも夜間は少人数で管理することが必要で、入居者が無断外出しないように何らかの対策を行っています。
しかし、通常時は鍵をかけるなどして無断外出を防止することは良いのですが、いざ地震や今回のような火災が発生した場合には避難経路を絶たれる事になります。
施錠しておくべきなのか、解錠して出入りをフリーにしておくべきなのか、いつもこのような事故が発生した時に話題になります。
通常時には人の移動を制限して非常時には避難経路として使用できる方法はないものでしょうか?

そこで考えられる対策としては、電気錠システムなどの導入が最適ではないかと思います。
電気錠システムを導入することにより、夜間など人の移動を制限したい時には電気錠を施錠しておき、使用する時だけ解錠することが可能になります。
但し、この電気錠システムですが、非常時の対策を考えてシステムを考えないといけません。夜間の通常時は施錠状態であっても、いざ非常事態が発生した場合には電気錠を全て解錠状態にしなくてはなりません。解錠されることにより非常時の避難通路を確保することが出来る訳です。
今回のような火災が発生した場合には、施設に設置されている火災報知器に連動して電気錠が自動解錠されるしくみや職員が手動で数カ所の電気錠を遠隔解錠操作が出来るようなシステムを設計すること大切です。
又、火災だけではなく、地震・停電・天災の時にも正常動作が可能になるようにあらゆる対策方法を検討して設計しておく必要があります。
今回の火災事故は、施設の防火対策が全くと言っていいほど行われていなかったと報道もされています。施設としては最低限の防災対策は行わなくてはなりません。今回のように高齢者施設のような場所では避難をする上でもなかなか思ったように進まないのではないかと思います。
高齢者が安心して過ごせる場所を提供することが目的のこのような施設では防災対策は当然として、無断外出を防止して非常時には避難通路を遮断しない電気錠システムも必要な設備ではないかと思います。
人はなかなか非常時の対策は後回しにしがちです。しかし一旦問題になった場合には大きな損害を被ります。是非問題になってからではなく、問題になる前に対策を考えて頂きたいと思います。

詳細ページへ»

投稿者:総合防犯設備士(2009年03月24日14:59:59) |記事URL

2009.03.23

老人施設「静養ホームたまゆら」の火災

群馬県渋川市の老人施設「静養ホームたまゆら」で19日深夜起きた火災で10人が死亡しました。
同施設では約1カ月前にも、たばこの不始末によるボヤ騒ぎが起きていたことが23日、施設関係者の話で明らかになりました。群馬県警は出火原因がたばこの不始末による可能性が高いとみており、安全管理面に問題がなかったか、同施設を運営するNPO法人「彩経(さいけい)会」の高桑五郎理事長らから、引き続き、事情を聴くとしています。

●出火元については当初、目撃者の話などから、別館・赤城の西側にある元介護職員室を出た廊下付近とみられていた。22日までの県警と渋川広域消防本部による現場検証の結果、火は元介護職員室内部から廊下側に広がっており、同室内が出火元である可能性が強まった。入所者によると、この部屋に居住していた男性には、喫煙の習慣があった。

●施設関係者の話によると、約1カ月前に、同施設内の一室で、枕をこがすボヤ騒ぎがあった。施設内は室内が禁煙とされていたにもかかわらず、数人の入所者に喫煙者がいた。
職員が入所者のたばこを購入していたことが22日、元職員ら関係者の話で分かった。

●同施設内にはスプリンクラーは設置されず、火災報知器もなかった可能性が強く、施設の防災管理面に問題があった可能性もある。
(3月23日産経新聞より抜粋)

16人の入居者の多くが歩行に問題があったとのニュースも耳にしました。
それに対し職員は1名。スプリンクラ−もない。火災報知器も作動していなかった(なかった可能性も高い)となると、法的な規制うんぬんを抜きにしても、劣悪な環境であると言わざるを得ません。

火災や放火を早期に発見するためには「炎センサー」「カメラ」を連動させることをお勧めします。
炎センサーは10メートル先の7cmの炎の段階で検知し、音声メッセージで警告したり、職員のいる事務室へ連絡を入れます。
火災感知器というのは75度などある程度の温度が上がらないと動作しません。
それは既にある程度の火の手が上がっている状態になります。
逃げる時間を考えるとそれでは遅いということになります。

炎センサーで炎の段階で検知し、早期発見初期消火を行う。スプリンクラーを導入する。
それが命を預かる施設のすべき防火対策だと思います。
老人福祉施設防火対策

詳細ページへ»

投稿者:総合防犯設備士(2009年03月23日15:00:00) |記事URL

お問い合わせ

つねに、ご老人のご様子を伺えない介護者の方や、福祉介護施設管理者の方などお気軽にお問い合わせください

フリーダイヤル0120-84-8424

メールフォームからのお問い合わせはコチラから