新しい生活様式
3月25日に東京オリンピックの聖火ランナーが福島をスタートしました。最初のランナーは2011年サッカー女子ワールドカップで優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバー16人です。澤穂希さんは、残念ながら体調不良のため、参加できませんでした。これから7月23日までの100日余りをかけ、約1万人のランナーがリレー方式で日本を一周します。沿道には聖火ランナーの勇姿を見ようと多くの観客が見守りますが、間隔をあけて声援を送っています。
翌3月26日はプロ野球の開幕です。野球ファンからすると待ちに待った開幕です。お客さんは上限を1万人にするなどした入場制限を行います。今年は春のセンバツ高校野球も開催され、各都道府県を代表する高校球児が兵庫県の甲子園球場をにぎわせ、様々なドラマを生み出しています。高校野球も観客数を上限1万人に制限しています。
昨年は新型コロナウイルスによる感染症拡大防止のため、プロ野球の開幕は大幅に遅れ、オリンピックは延期となりました。また、高校野球や各学校の卒業式、入学式も軒並み中止となりました。その時は新型コロナウイルスがどんなものなのか全くわからず、未知のモノとして捉え、世界中の人々が恐れていました。緊急事態宣言が発令され、外出禁止、自粛が求められました。
あれから1年。少しずつではありますが、イベントが再び開催され始めました。ワクチンも開発され、各国で接種が始まっています。新型コロナウイルの感染者数はまだ増え続けてはいますが、マスクが当たり前のものになり、また、昨年の様な品薄状態も解消され、安心してマスクや消毒用アルコールを買い求めることが出来ています。外食の機会も少なくなり、飛沫を防止するように大声での会話を止めるような電車内のアナウンスも当たり前になってきました。
新型コロナウイルスは完全になくなるものではなく、今後も感染する人も大勢出てくると思います。新型コロナウイルス流行前の生活には、もう戻れないものとしてとらえなければなりません。
今後に関しては、マスクの着用は当たり前のものになり、手指の消毒、うがいは継続して行っていかなければなりません。
これからは、コロナを嘆くのではなく、コロナはあるものとして付き合っていく必要があります。節度をもってソーシャルディスタンスを守り、マスクを外さずに密を避けるという新しい生活様式を継続し、文化の発展を止めないようにしましょう。
投稿者:スタッフ(2021年03月26日17:05:05)