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介護福祉ブログ

2021.08.06

新やまゆり園入所開始

2016年7月に入所者ら45人が殺傷された事件の現場となった相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で1日、建て替え後の入所者の受け入れが始まりました。事件で福祉施設の防犯対策の課題が浮き彫りになったことを受け、新園舎は厳重な防犯設備を備えた施設となりました。事件の再発を防ぐために、専門家は「設備などのハード面だけでなく、地域との連携といったソフト面の対策が重要です」と指摘しています。

 7月4日に報道陣に公開された新園舎には、防犯設備の数々が設置されていました。居住棟はすべて防犯ガラスにし、電気錠が整備されました。事件前よりも防犯カメラの数を増やし、園の各所に侵入者が入った場合に反応する赤外線センサーを設置しました。これらは事件後に県が設置した第三者委員会の報告書で指摘された内容を受けて設計されたものです。

 報告書では、殺人罪などで死刑判決を受けた元職員が、窓ガラスを割って園内に侵入してから110番通報まで約40分を要したことなどを課題として指摘されています。対策として、防犯ガラスによる出入口の物理的な強化や防犯ベルの設置などハード面での整備強化と、ソフト面では防犯マニュアル作成や職員配置体制の見直しといった提言が盛り込まれました。

 ハード面は運営側の財政事情もあり、一律的に対策を強化するのは難しいです。ただ、ソフト面については、事件を契機に全国で福祉施設の防犯意識は高まりました。

 厚生労働省が17年、社会福祉施設を対象に実施した調査では、職員への教育を実施していると回答した施設が、事件前の3割に比べ事件後は7割に増えました。一方、地域住民など近隣関係者と連携した取り組みは「構築方法がわからない」「過疎地で高齢者が多く、防犯体制の構築が困難」といった理由から、「実施予定はない」との回答が52%に上りました。

 県の第三者委の委員を務め、防犯アドバイザーとして県内の障害者施設の防犯対策を指導した神奈川防犯連絡会会長によりますと、やまゆり園のような入所施設は昼と夜で職員の配置数が変わるため、外部との連携が重要になります。

 同氏は「理想はハード面をしっかり整備することですが、予算の関係で十分でない施設もあります。マニュアル作成など、ソフト面で意識づくりをしていくことが重要です。日ごろから地域のごみ掃除に参加するなど地域や関係機関との連携を取り、開かれた園にすべきです」と指摘。そのうえで「既にある防犯器具の機能や設置状況を知ることも重要です。予算化するには意識を持ち続ける必要があります。利用者の安全をどう考えるか議論し、共有することが大切です」と強調しました。




<毎日新聞 2021/8/2 09:36更新>より


全ての施設で万全の防犯設備を導入できれば問題ないのですが、予算の問題でなかなか設備に飛揚がかけられないのが現状だという施設が多数を占めています。

痛ましい事件ですが、これをきっかけに職員への教育や職員自身の意識も変化してきたと思います。今後も忘れることなく、この事件のことを語り継ぎ、安全対策についてみんなで考えていくことが一番の弔いとなるのではないでしょうか。

今後新しい施設の建設にあたっても、このような事件を想定した設計は必ず必要となってくるでしょう。

今一度被害者の方々のご冥福をお祈りするとともに、もう2度とこんな悲しい事件が起こらないことを願って防犯対策の重要性を発信していきたいと思います。


投稿者:スタッフ(2021年08月06日15:21:21) 

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